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Channel: Tera Term(テラターム)の便利な使い方
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タスクバーに「TeraTerm:ログ」←ログ転送ダイアログが邪魔なので表示したくない!

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先日会社の同僚より、TeraTerm(テラターム)でサーバに接続した際にタスクバーに表示される「TeraTerm:ログ」のログ転送ダイアログを表示させないようにしたいとの相談を受けました。
タスクバーのTeraTermログ転送ダイアログ

確かに多くのサーバに接続して作業する場合は、ちょっと邪魔なんですよね!

表示させないようにする設定はいたって簡単。

設定ファイル(TERATERM.INI)の以下部分を修正する事で、表示されない様になります。(デフォルトはoffなので、onに変更します)
=================================
; without transfer dialog flag for Log (on/off)
LogHideDialog=off

LogHideDialog=on
=================================

まあこれで解決したのですが、よくよく考えてみると・・・

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手動でログ取得を開始する場合

まずは手動でログ取得を開始する場合。ご存じの通り「ファイル」メニューから「ログ」を選択すると「TeraTerm:ログ」画面が表示されます。
設定メニューからログを選択

「TeraTerm:ログ」の画面で、保存先・ファイル名を設定し「保存」を選択する事でログの取得が開始されます。
手動ログ取得設定画面

しかしよく見てください!

オプション部分に「ダイアログを非表示」の選択項目が存在します。

手動でログ取得を開始する際は、このチェックボックスを選択しておく事で「TeraTerm:ログ」ダイアログを表示しないようにする事が可能です。

マクロコマンド「logopen」で取得する場合

続いて、マクロコマンド[logopen]を利用してログを取得する場合です。

[logopen]を利用してログ取得する場合も、設定オプションがあります。

<hide deialog flag>なるオプションが存在し、0以外を設定しておく事でログ転送のダイアログが表示されないように設定可能です。

しかし自動でログを取得する際には!

では、一番使われているであろう自動ログ取得設定画面では・・・

自動でログ取得を開始する設定画面は、「設定」メニューから「その他の設定」を選択して設定を行います。
設定メニューからその他の設定を選択

「TeraTerm:その他の設定」画面の「ログ」タブより、「自動的にログ取得を開始する」のチェックボックスを選択しておく事で、自動でログの取得が開始されるようになります。(設定後は、設定ファイルの保存をお忘れなく)
log705

また設定項目として「ログ表示用エディタ」「標準ログファイル名」「標準ログ保存先フォルダ」「ログのローテート」といったものがありますが、「ダイアログを非表示」にするといったオプションは存在しないんです!

手動でログを取得する場合、またマクロでログを取得する場合には設定オプションが存在して、TeraTermのログ取得で一番使われているであろう「自動ログ取得設定」の画面には存在しないんでしょうか?

これまで全然気にしてませんでしたが、一体どうしてなんでしょうね?

まあ、この設定項目を多くの方が必要と希望すれば「TeraTermプロジェクト」メンバーの方々が検討してくれる事でしょうが、皆さんこの設定項目って必要だと思いますか???

もしあったら便利とか、皆さんのコメントお待ちしてます!


TeraTermでSSH接続が出来ない!トラブルシューティングやってみました

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最近「Tera Term(テラターム)を使用して、サーバに接続しようとしているんですが、うまく繋がらないんです!」って質問を数多く受けるんです。

原因の多くが、サーバ側の設定(アクセス制限)で接続出来ない場合が多いみたいですが、中にはSSH認証(ユーザ名・パスフレーズ入力画面)までは表示されるけど、「ユーザ名」「パスフレーズ」を入力し「OK」ボタンを押しても何も動かないといった、何となく微妙なパターンもあるみたいです。

そこでここでは「SSH接続トラブルシューティング」と銘うって、TeraTermを使用してサーバへ接続できないであろう6パターンを用意し、それぞれがどんな表示・動作になるのかを実験&纏めてみました。

今回、以下の環境でテストを実施しています。
接続先サーバ:さくらのVPS CentOS6.4 64bit openssh-server-5.3p1
クライアント:Windows7 32bit + Tera Term version 4.83

それでは、SSH接続が出来ないパターンを確認していきましょう。

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①SSHサービスが未起動の場合(サーバ側の問題)

まずは、接続先サーバのSSHサービスが起動していない場合になります。

「新しい接続」画面から「ホスト欄」に、接続先サーバのIPアドレス、又はホスト名(名前解決が必要)を入力し「OK」ボタンを押すと・・・
TeraTerm新しい接続画面

「接続中」の画面(画像左)が表示されますが、ターミナル上には何も表示されません。しばらくすると「Tera Term:エラー / 接続が拒否されました」のポップアップ(画像右)が表示されました。
TeraTerm接続中の画面 接続が拒否されましたのポップアップ

接続先のサーバ側で、サービスが起動していないにもかかわらず「接続が拒否されました」のメッセージ表示。何となくファイアーウォールなんかでブロックされているよな感じを受けますね。

ユーザ名・パスフレーズの入力間違い(クライアント側の問題)

続いてクライアント側の入力ミス。SSH認証の画面で「ユーザ名」又は「パスフレーズ」の入力を間違っている場合になります。

「ユーザ名」「パスフレーズ」を入力し「OK」ボタンを押すと、「認証に失敗しました。再試行してください」のメッセージ(画像右)が表示されます。もちろんの事ですが、「ユーザ名」「パスフレーズ」のどちらを間違っているかは分かりません。
TeraTerm SSH認証画面 認証に失敗しました。再実行してくださいのメッセージ

パスワードを間違っている場合は再入力。ユーザ名を間違っている場合は、再度新しい接続からやり直してください。

何回も「OK」ボタンを押していると、以下のポップアップが表示されました。
想定外のメッセージ?

まあ単純な「ユーザ名」「パスフレーズ」入力ミスの場合でした。

iptablesでブロックされていた場合(サーバ側の設定の問題)

続いて、接続先サーバ側の「iptable(簡易FW)」でブロックされている場合になります。

「新しい接続」画面から「ホスト」欄に接続先のホスト情報(ホスト名・IPアドレス等)を入力し、「OK」ボタンを押します。
 TeraTerm新しい接続画面

「接続中」の画面(画像左)が表示されますが、コンソール上には何も表示されません。しばらく(私の環境で約20秒)すると「Tera Term:エラー / ホストに接続できません」のポップアップ(画像右)が表示されました。
TeraTerm接続中でしばらく停止 ホストに接続できませんのポップアップ

hosts.denyでブロックされている場合(サーバ側の設定の問題)

「TCPWrappers(hosts.deny)」でブロックされている場合になります。

「TCPWrappers」とは、ネットワークを利用した接続の許可・許否を判断し、接続制御(制限)を行います。

「新しい接続」画面から「ホスト」欄に、接続先のホスト情報(ホスト名・IPアドレス等)を入力し「OK」ボタンを押すと・・・
TeraTerm新しい接続画面

「SSH認証」の画面が表示されます。「ユーザ名」「パスフレーズ」を入力し「OK」を押すものの、何の反応もありませんでした。
SSH認証画面でOKが押せない

*ブログアップ前に動作を再確認した所、「OK」ボタンは押せて、画面が「未接続」の状態で変わらない状態になりました。(昨日までは「OK」が押せなかったのですが、原因は不明です・・・)

接続先ポート番号が間違っている場合(クライアント設定の問題)

最近流行のVPSとかで、セキュリティ向上のために、SSHサービスの待ち受けポートを変更している場合があります。その場合「TCPポート」欄を変更しないといけないのですが、デフォルトの「22」のまま接続すると・・・
TeraTerm新しい接続画面

「接続中」の画面(画像左)が表示されますが、コンソール上には何も表示されません。しばらくすると「Tera Term:エラー / ホストに接続できません」のポップアップ(画像右)が表示されました。
TeraTerm接続中表示の画面 ホストに接続できませんでしたポップアップ

ご覧の通り「iptables(簡易ファイアーウォール)」でブロックされいるのと同じ結果になりました。ちょっと判別が難しいかもしれませんね。

公開鍵認証しか受け付けないサーバにパスワード認証で接続

最後におまけで、公開鍵認証でしか接続できないように設定しているサーバに、パスワード認証でのログインを試みてみました。
TeraTerm新しい接続画面

「認証に失敗しました。再試行してください」のメッセージと共に、「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」がチェックされました。
TeraTerm SSH認証画面 RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使うがチェックされる

この動作だと、このサーバは「公開鍵認証」しか受け付けていないのかもと、判断できるかもしれませんね。

おわりに

今回6種類のSSH接続が出来ないパターンをご紹介しました。(こんなパターンはどうなの?っていうのがありましたら是非コメント願います!)

接続するOSの種類やサーバ等の環境によって、これとはまた違った表示・動作等があるかもしれませんが、まあ何かの参考にでもなれば幸いです。

TeraTermの自動ログ取得ではなく、マクロでログを制御する方法

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皆さん。TeraTerm(テラターム)の自動ログ取得設定はされていますか?

一番ポピュラーな設定が「設定」メニューから「その他の設定」を選択。「ログ」タブからログファイル名・ログ保存先を設定して「自動的にログ取得を開始する」をチェックしておく方法ですよね。
「設定」メニューから「その他の設定」を選択 「ログ」タブから自動ログ取得を設定

詳しくは ⇒ Tera Termログ取得-自動でログの取得を開始する設定

サーバ操作を行う上で、操作ログを取得しておく事は非常に重要です。(後からあの時どんなコマンド打っただろうとか、あの時の実行結果はどんな表示だったろうとか見返す事が多々あるからなんです)

しかし時においては、デスクトップ上にログを取りたいとか、自動ログ取得設定ではなく個別に操作したい場合がありますよね。(手動操作の場合は、一旦ログ取得を停止し、再度ログの取得を開始する事で対応可能です)

しかし、TeraTermマクロでログ取得を制御したい場合においては、自動ログ取得を設定していると、そちらが優先(先に開始される)されてしまう為にうまく機能しないんです。

しかしご安心を!

そこでここでは、「設定」-「その他の設定」の「ログ」タブから自動的にログ取得を開始する設定を行っている場合においても、マクロ側で設定した内容(ログの取得場所・ファイル名等々)でログ取得を開始する方法をご紹介したいと思います。

ポイントとしては、サーバ等に接続した際に、ログ取得がなさているかを判別し、取られている場合は一旦ログ取得を停止し再度マクロ側の制御で「デスクトップ」にログ取得を開始するって感じです。

それでは設定方法を確認していきましょう。

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自動ログ取得設定を行っていなかがらも、マクロでログ取得を制御

ログを取得しているかどうかの判別は「loginfo(バージョン4.73以降)」コマンドを利用して行います。

具体的には、以下のような記述方法になります。

実行コマンド
loginfo [logfilename]

変数[logfilename]にログファイル名が記録され、ログ取得時のフラグ状態が[result]に格納されます。ログが取得されていない場合は、[result]に「-1」が格納されます。

使用例
loginfo logfilename
if resut == -1 then
   ;; ログは取得はされていないので、そのままログ取得を開始
   logopen "ログファイル名" 0 1
else
   ;; ログが取得中の為、一旦停止してから再度ログ取得を開始
   logclose
   logopen "ログファイル名" 0 1
endif

それではサーバ接続からログ取得開始までのマクロをご紹介します。

パスワード認証のSSH接続での例になります。分かり易いように接続サーバ・ユーザ名・パスワードはTTLファイル内に直書きしています。(セキュリティ的にマズイとかは、言いっこなしでお願いします)

マクロ側でログ取得を制御マクロ

;==============================================
;; ①接続先ホスト/ユーザ名/パスワード設定 
HOSTADDR = 'IPアドレス' 
USERNAME = 'ユーザ名'
PASSWORD = 'パスワード'
;==============================================
;; ②ログファイル名の設定(ログフィルのフルパス)
;;;; ②-1、ユーザのデスクトップのパスを取得
getspecialfolder FULLPATH 'Desktop'
;;;; ②-2、ログファイル名を指定
getdate LOG_NAME '\&h_%Y%m%d_%H%M%S.log'
;;;; ②-3、フルパス完成(合体)
strconcat FULLPATH LOG_NAME
 
;; ③SSH接続コマンド作成
COMMAND = HOSTADDR 
strconcat COMMAND ':22 /ssh /2 /auth=password /user=' 
strconcat COMMAND USERNAME 
strconcat COMMAND ' /passwd=' 
strconcat COMMAND PASSWORD
 
;; ④サーバ接続
connect COMMAND
 
;; ⑤ログが取得されているかの確認
loginfo logfilename
if resut == -1 then
   ;; ログは取得はされていないので、そのままログ取得を開始
   logopen FULLPATH 0 1
else
   ;; ログが取得中の為、一旦停止してから再度ログ取得を開始
   logclose
   logopen FULLPATH 0 1
endif
 
;; ⑥マクロ終了
end

解説

①接続先ホスト/ユーザ名/パスワード設定

接続ホスト・ユーザ名・パスワード等を変数に設定しています。

②ログファイル名の設定(ログフィルのフルパス)

マクロ内で取得するログファイルのフルパスを指定しています。

ログファイルの保存先は、ユーザの「デスクトップ」を「getspecialfolder」コマンドで取得。ログファイル名はホスト名・日付を指定し、ログファイル名のフルパスを作成します。

例)
C:\Users\ユーザ名\Desktop\IPアドレスorホスト名_年月日_時分秒.log

③SSH接続コマンド作成

SSH接続に必要なコマンドの作成を行っています。

④サーバ接続

「connect」コマンドでサーバーに接続します。

⑤ログが取得されているかの確認

「loginfo」コマンドで、その時点でログ取得されているか確認します。もしログ取得がなされていない場合「result」に「-1」が格納されます。その場合は普通に「logopen」コマンドでログ取得を開始します。

もしログ取得がなされている場合は、その他の数値が格納されますので、一度「logclose」でログ取得を停止します。その後「logopen」コマンドでログ取得を開始します。

⑥マクロ終了

ログ取得が開始されたらマクロを終了します。終了後もセッションは維持され通常の操作が可能です。

おわりに

この方法にも一点問題があります。

それは、一度自動ログ取得が開始されますので、本当に必要なログファイル以外にも不要なファイルが作成されるという事です。

まあこの辺りはあまり気にせず、一度使ってみてください。

TeraTermで「本番環境」と「開発環境」のを簡単に区別する方法!まずは背景を変更してみましょう

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TeraTerm(テラターム)を利用し、一度に複数のサーバに接続して、平行で作業を実施する事なんか多いのではないでしょうか???

実は「開発環境」で実行するべきコマンドを、誤って「本番環境」で実行してしまい悲しい目にあった方も多いのでは・・・。

私めも、そのような「ヒヤリ」とした瞬間が多々あります!

そこでここでは、TeraTermを使い複数のコンソールを立ち上げ作業を行う場面において、「本番環境」と「開発環境」の判別を簡単に行う事ができる方法をご紹介します。

ズバリ、本番環境と開発環境とで、コンソール画面の背景色・文字色を変えてしまって、パッと見た目で判別しようという作戦です。
文字色:黒/背景色:白@TeraTerm 文字色:緑/背景色:黒@TeraTerm

どうやって行うかというと、本番環境用の設定ファイルと開発環境用の設定ファイルを各々事前に作成しておいて、本番環境・開発環境に接続する際に対応した設定ファイルを読み込ませてTeraTermを起動するようにします。

ここでは、本番環境用の設定ファイルはデフォルトの「TERATERM.INI」を使用。開発環境用では、新たに作成する「KAIHATSU.INI」を使用するようにしています。

本番環境用:C:\Program Files\teraterm\TERATERM.INI
開発環境用:C:\Program Files\teraterm\KAIHATSU.INI

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設定ファイルの作成

私の場合、通常サーバに接続した際は、文字「黒=赤0/緑0/青0」・背景「黒=赤255/緑255/青255」に設定しています。以下のような設定内容になっています。スライダーバーを動かし調整を行います。
ウィンドウの設定ー文字色設定@TeraTerm ウィンドウの設定ー背景色設定@TeraTerm
*「設定」メニューの「ウィンドウ」から確認する事ができます。

では、実際に「開発環境用」の設定ファイルを作成してみましょう。ここでは、文字「緑=赤0/緑255/青0」・背景「黒=赤0/緑0/青0」の設定ファイルを作成していきます。
ウィンドウの設定ー文字緑の設定@TeraTerm ウィンドウの設定ー背景黒の設定@TeraTerm

設定を終え、「OK」を押すと画面表示が変わります。
文字:緑/背景:黒の画面@TeraTerm

この背景色が変わった状態で、開発機用の設定ファイルとして保存します。「設定」メニューから「設定の保存」を選択し、「KAIHATSU.INI」として保存してください。(TERATERM.INIと同じフォルダに保存しておきましょう)
「設定」メニューから「設定の保存」を選択 設定ファイルの保存

これで事前の準備が完了です。

本番環境と開発環境の設定ファイルどう使い分けるの?

さてどうやって「本番環境」と「開発環境」の設定ファイルをどうやって使い分けるかといいますと、一番簡単な方法は、開発環境に接続する場合のみ、TeraTermを起動した後に「設定」メニューの「設定ファイルの読み込み」から、先に作成した「KAIHATSU.INI」を読み込むを行う方法です。
「設定」メニューから「設定の読み込み」を選択 「設定の読み込み」で設定ファイルを選択

これで本番環境の場合は、デフォルトの「TERATERM.INI」。開発環境の場合は「KAIHATSU.INI」を使う事で、別々の表示(背景・文字色)で、視覚的に判別できるようになります。

しかし毎回変更するのは結構面倒なので、ここではショートカットを「本番環境用」と「開発環境用」を各々作成し、それぞれ個別の設定ファイルを読み込ませるといった方法をご紹介します。

開発環境用のショートカット作成

ここでは、開発環境用のショートカット作成方法をご紹介します。デスクトップ上で右クリックして、「新規作成」から「ショートカット」を選択してください。

ショートカットの作成画面が表示されますので、「項目の場所を入力してください」の所に以下のパスを貼り付け、ショートカットの名前を入力し「完了」ボタンを押すと作成されます。

"C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe" /F=KAIHATSU.INI

ショートカットの作成@TeraTerm ショートカットの名前入力@TeraTerm

開発環境に接続する際は、このショートカットを使用し接続するようにします。

また同じ様に本番環境用(設定ファイル:TERATERM.INI)のショートカットも作っておけば、尚便利に利用できますね!

背景・文字色を変えただけで、絶対にミスは起こらないという事はありませんが、いくらかのミス軽減につながると思われます。

もしそのような環境で作業されている方がいらっしゃいましたら、是非一度お試しください。(またはご利用をご検討ください)

TeraTerm自動ログ取得設定部分が更に便利になっていました!(オプション表示追加)

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2014年08月31日にリリースされた「Tera Term version 4.84」にて、ログ取得機能が格段とバージョンアップしていました。(もうかなり前にバージョンアップしていた機能の話でスミマセン・・・)
TeraTerm version 4.84 リリース

これまで手動、又はコンフィグ書き換えで設定可能であった、ログのオプション部分「その他の設定」タブに追加されたんです。(「設定」-「その他の設定」から「ログ」タブを選択した画面になります)
設定からその他の設定を選択 その他の設定のログタブにログオプションが追加

選べるオプションは、「バイナリ」「追記」「プレーンテキスト」「タイムスタンプ」「ダイアログを非表示」「現在バッフャを含む」の6項目です。

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実はコレ、Tera Termプロジェクトのゆたかさんが、以前書いた記事を読んでくれていてふと疑問に思っていた事を解決してくれたんです。(コメント部参照)⇒ タスクバーに「TeraTerm:ログ」←ログ転送ダイアログを表示したくない!

いつも便利な機能を追加し、使い易いように改修を重ねてくれている「Tera Termプロジェクトメンバー」の方々に感謝です!!!

ちなみに「Tera Term version 4.84」で変更になっていた分は以下の通りです。

変更

  • YMODEM, ZMODEM でファイルを受信したときに、ファイルの更新日時を反映するようにした。
  • Additional settingsダイアログのLogタブで、ログ種別を設定できるようにした。

バグ修正

  • General setupでLanguageUIを変更した際、ヘルプファイルが切り替えできていなかった問題を修正した。
  • マクロ: 最終行の行番号表示が正しくできていなかった問題を修正した。

その他

  • 対応する動作環境にWindows Server 2012 R2を追加した。
  • TTSSH(2.70)へ差し替えた。
  • TeraTerm Menu(1.12)へ差し替えた。
  • TTXResizeMenu Plugin(1.03)へ差し替えた。
  • LogMeTT 2.10.2 へ差し替えた。

昨年の事ですが、2014年11月30日(日)にTeraTerm version4.85がリリースされてました

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ちょいと古い情報でスミマセン!もう昨年の出来事なんですが、2014年11月30日の日曜日に「TeraTerm(テラターム)」の最新バージョン「Tera Term version 4.85」がリリースされていました。(最近ブログの更新をサボり過ぎていて全然チェックできてませんでした!反省です)
Tera Term version 4.85

個人的には、マクロコマンド「fileopen」の読み取り専用でファイルを開くオプションがどんな感じに使用ができるかを考えている最中です。

以下、テラタームバージョン4.85になってからの変更になった箇所を記載しています。(TeraTermプロジェクトページ、変更履歴からの抜粋です)

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変更

  • シリアルポートで SendBreak を送出する時間の長さを設定できるようにした。
  • teraterm.ini に SendBreakTime エントリを追加した。
  • アクセラレータキー Alt+D と Alt+I が VT ウィンドウでのみ反応するようにした。

  • New Connection のアクセラレータキーを無効にできるようにした。

  • teraterm.ini に AcceleratorNewConnection エントリを追加した。

  • Cygwin connection のアクセラレータキーを無効にできるようにした。

  • teraterm.ini に AcceleratorCygwinConnection エントリを追加した。

  • filenamebox マクロコマンドに初期ディレクトリを指定する引数を追加した。

  • fileopen マクロコマンドに読み取り専用でファイルを開くオプションを追加した。

バグ修正

  • General setupに言語ファイルが表示されないことがある問題を修正した。
  • connect マクロコマンドで接続に失敗したあと、再度接続できないことがある問題を修正した。
  • sprintf, sprintf2 マクロコマンドに浮動小数点数を渡せない問題を修正した。
  • sprintf, sprintf2 マクロコマンドの書式指定の文字幅指定と精度指定で * が使えない問題を修正した。

その他

  • TTSSH(2.71)へ差し替えた。
  • 言語ファイルに中国語(繁体字)(Traditional Chinese.lng)を追加した。Wei Yan氏に感謝します。
  • 64bit Cygwinへの自動接続に対応した。
  • 64bit版cyglaunch.exeの同梱をやめた。

TeraTermの便利な機能まとめ(これらの便利な機能はしっかり使いこなしましょう!)其の壱

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TeraTerm(テラターム)を使用している方の半数以上の方々が、UNIX系サーバへの接続なんかに利用されているのではないでしょうか?

今回、このブログにおいてアクセスがめっぽう多い、これは覚えておいて損は無いであろう、テラタームの便利な機能についてまとめてみました。

ご紹介するのは以下の機能になります。

  • 自動ログ取得機能
  • SSH SCP(SCPファイル転送機能)
  • SSH転送(ポートフォワード)マクロ機能
    ・自動ログイン
    ・ログ取得
  • マクロ機能

またあまり知られていないであろう「zipポータブル版」「区切り文字の設定」についてもご紹介したいと思います。

*2014年11月30日にリリースされた「Tera Term バージョン 4.85」を利用して画面コピーを取得しています。

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自動ログ取得機能

冒頭にも書きましたが、TeraTermを使用している方の半数以上が、TeraTermをUNIX系サーバへのリモート接続で使用しているのではないでしょうか?サーバの操作(設定変更等)を行う上でコンソールの操作ログを取得しておくのは非常に大事な事ですよね!(後から何をやったか確認できる。マニュアル作成なんかにも便利。チョンボした時の報告書作成の資料等々)

かなり以前はマクロを駆使して自動ログ取得を行っていましたが、最近のバージョンでは簡単に自動取得ログ設定が可能です。

その設定方法を簡単にご紹介します。

「設定」-「その他の設定」を選択。「その他の設定」画面で「ログ」タブを選択。「自動的にログ取得を開始する」のチェックボックスをオン。これだけで自動取得ログ設定は完了です。
設定メニューからその他の設定を選択 その他の設定のログタブを選択

しかしこれだけの設定だと、ファイル名が「teraterm.log」としてインストールフォルダに作成され、ログが順次追記(オプション部参照)されていきます。

これでは後々ちょっと不便ですので、便利に使えるように標準ログファイル名にログファイル名のフォーマットを記述し、ファイル名に日時やホスト名を加えてみましょう。

時間別(ファイル名順)に並べるんだったら

設定例1) %Y%m%d_%H%M%S_&h.log

設定例1)では、日付_時刻_ホスト名orIPアドレス.logの形式で保存されます。「20150223_193015_www.j-oosk.com.log」みたいな感じになります。

これだとフォルダ内でファイル名順に並べると日付順になりますので、操作した順番に並びますので結構分かりやすいですよね!

ホスト or IPアドレス順に並べたいなら

設定例2) &h_%Y%m%d_%H%M%S.log

上記設定では、ホスト名or IPアドレス_日付_時刻.logの形式で保存されます。「www.j-oosk.com_20150223_193015.log」みたいな感じになります。

これだとフォルダ内で接続ホスト毎にログファイルが並びますので、ぱっと大将ホストのログを見付けるのには便利かもしれませんね!

その他のログフォーマットはこちらでご紹介しています。ご参考まで。
⇒ Tera Termログ取得-自動でログの取得を開始する設定

ログ保存先フォルダの設定

またログの保存先フォルダも設定しておきましょう。
ログタブでログ保存先フォルダを指定

またバージョン4.83からオプション部分がココで設定可能となっています。それぞれのオプションについてはここでは説明を割愛します。⇒ TeraTerm自動ログ取得設定部分が更に便利になっていました!(オプション表示追加)

SSH SCP(SCPファイル転送機能)

Linuxサーバへファイルを転送する場合は、FTPソフトを利用して行っている事が多いのではないでしょうか?(DOS窓から直接FTPコマンドを叩いているよとかは言いっこ無しでお願いします!)

簡単なファイル転送であれば、SSH SCP(SCPファイル転送機能)が超便利なんです。

まずサーバにファイルを送信するには、画面上にファイルをドラッグすると「ファイル転送を行いますか?」のダイアログが表示されますので、ここで転送先を指定し、「SCP」を選択するだけでファイル転送が可能なんです。(転送先ディレクトリのアクセス権には要注意です。接続ユーザの書込み権限が必要)
SCPファイル送信画面

またサーバ側から自PCにファイルを持ってくるには「ファイル」メニューから「SSH SCP」を選択し「Secure File Copy」のダイアログから、From:サーバ側のパス、To:自PCのパスを指定し「Receive」をクリックするとファイル転送が開始されます。
SCPファイル送受信画面

一番最初に接続した際のユーザ(途中でrootにスイッチして場合注意)の読み取り権限が必要なのでご注意ください。

これは超便利な機能ですよね!
すぐにでも利用を開始してください!

ファイル転送の参考記事

⇒ Tera Term(SCP機能)を使用してファイル転送(送信編)
⇒ Tera Term(SCP機能)を利用してのファイル転送(受信編)

とりあえずここまで一旦終了!

ちょっと記事が長くなりましたので、続きの機能については「TeraTermの便利な機能まとめ(これらの便利な機能はしっかり使いこなしましょう!)其の弐」でご紹介したいと思います。

TeraTermの超便利な機能のまとめ(これらの便利な機能はしっかり使いこなそう!)其の弐

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TeraTermの便利な機能まとめ(これらの便利な機能はしっかり使いこなしましょう!)の第弐弾になります!⇒ 第一弾はこちら

TeraTerm(テラターム)を利用していく上で、これは覚えておいて損は無いと思われるテラタームの便利な機能についてピックアップしてみました。

ご紹介するのは以下の機能になります。

  • SSH転送(ポートフォワード)マクロ機能
    ・自動ログイン
    ・ログ取得
  • マクロ機能

またあまり知られていないであろう「zipポータブル版」「区切り文字の設定」についてもご紹介したいと思います。

*2014年11月30日にリリースされた「Tera Term バージョン 4.85」を利用して画面コピーを取得しています。

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SSH転送(ポートフォワード)

自PCからはルーティングが通っておらず直接接続出来ない環境において、SSHで接続可能なサーバ(よく踏み台サーバと呼びます)を経由して、踏み台サーバが接続できるセグメントの他のポートを利用するサービスに接続することができる機能になります。
SSH転送を利用して自宅PCに接続

例を挙げて言うと、もし自宅にSSH接続できるLinuxサーバがあると仮定します。外から自宅のWindowsPCにリモートデスクトップしたいのだがセキュリティも心配だし(FWの穴あけを行えば可能ですよね!)

自宅にSSH接続出来るサーバがある場合は、サーバへのSSH接続を経由して自宅のWindowsPCなんかにリモートデスクトップで接続し操作する事が可能なんです。(もちろん若干事前設定は必要ですが・・・)

■参考記事
⇒ TeraTerm SSH転送(ポートフォワード)機能を利用した多段接続
⇒ SSH転送(ポートフォワード)でリモートデスクトップ接続

テラタームマクロ機能

TeraTermを語る上で便利なマクロ機能は絶対に外せません。

複数のサーバに対し繰り返し処理を実行したい場合や、自動でサーバのログを収集してきたりと あらゆる場面で作業短縮等々、業務効率化にも役立っています。

このサイトでは、いろんなタイプのマクロサンプルをご紹介しています。

検索して使えそうな記事を是非探してみてください。

検索数・購読が多い記事を一部ご紹介させていただきます。

■参考記事
⇒ Tera Termマクロサンプル-SSH自動ログイン(接続情報固定版)
⇒ Tera Term-自動ログインマクロ(SSH/TELNET)のまとめ

zip版 ポータブル版

こちらはあまり広く知れ渡ってないのでは?TeraTermにはインストール不要でTeraTermの機能が利用できるzip版(ポータブル版)が存在するんです。
TeraTermのzip版がダウンロードできます!

勝手にアプリをインストールできない環境なんかでは重宝するんです。USBなんかに保存しておけばかなり便利ですね。

この記事を書く際にもzip版を利用しています。(インストールしているのはちょっとカスタマイズしているので・・・)

zip版を起動すると英語モードで起動しますが、日本語モードに変更可能です。ここではその部分のみご紹介します。

zip版を英語→日本語モードに設定変更

zip版を展開したフォルダ内にある設定ファイル(TERATERM.INI)を直接エディタで編集します。(メモ帳でOK)私の環境では34行目(TeraTerm version 4.85 zip版)を以下のように修正します。
============================
UILanguageFile=
↓↓↓
UILanguageFile=lang\Japanese.lng
============================

修正が完了したらファイルを保存します。これだけで、次のTeraTermの起動から日本語メニューで起動・表示されます。

最後はちょっとしたTips「区切り文字」設定

TeraTermのコンソール上で文字部をダブルクリックすると「編集」-「コピー」と同じような事ができます。 しかし文字列全体を選択したいのに途中までしかコピー出来てない事ってないでしょうか?

それを制御しているのが「区切り文字」なんです。

ちょっとした例ですが「test.txt」「test:text」と2つの文字列があります。双方testの文字上でダブルクリックすると、左側は「test.txt」全体が選択されましたが、右側は「test」部分だけしか選択されませんでした。
区切り文字設定その壱 区切り文字設定その弐

それは「:」が区切り文字に設定されていないからなんです。

設定箇所は「設定」-「その他の設定」から「コピーと貼り付け」タブを選択してください。区切り文字部分に「:」が記述されていますのでそれを削除します。削除後にtestの文字上をダブルクリックすると「test:text」全体が選択されるようになります。(変更後、設定ファイルを保存するのを忘れないように!)
区切り文字設定画面

まあコピペする時に結構便利だと思いますので、自分好みに設定を変更してみましょう。

おわりに

TeraTerm(テラターム)にはまだまだいろんあ便利な機能が隠されています。(結構知らないだけ)ヘルプとか眺めていると結構新しい出会いがあったりするのでちょいと眺めてみては如何でしょうか。

まあ便利なTeraTermをリリースしてくれている「Tera Termプロジェクト」のメンバーの方々にお礼を述べて終わりにします。いつもありがとう!(感謝)


2015年02月28日 Tera Term version 4.86がリリースされました!(マクロコマンドも追加)

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昨日(2015年02月28日の土曜日)、Tera Term(テラターム)の最新バージョン「Tera Term version 4.86」がリリースされました。
TeraTerm4.86リリース

今回マクロコマンド「dirnamebox」「getmodemstatus」が追加されました。

ここで注目しているのが「dirnamebox」

ディレクトリ名を選択するダイアログボックスを表示する事が出来るようになりました。マクロでログを取得したい時&ログ保存場所を接続の度に設定したい場合とかに便利かもしれませんね。
ディレクトリ名を選択するダイアログボックス

「dirnamebox」の書式

dirnamebox <title> [<initialdir>]

パラメータ

  • 文字列 <title> ダイアログボックスのタイトル
  • 文字列 <initialdir> (オプション デフォルト="")
    ダイアログボックスの初期ディレクトリを指定する。空文字列や無効なパスを指定すると、デスクトップが初期ディレクトリになる。
  • 返り値

    • システム変数 <result>
      ユーザがディレクトリ名を選択してOKボタンを押すと1が格納され、inputstrにフォルダ名が格納される。ユーザがダイアログをキャンセルしたり閉じたりすると0が格納される。
    • システム変数 <inputstr>
      選択されたディレクトリ名が格納

    使用例

    ;; ログ保存フォルダ選択
    dirnamebox ‘ログ保存フォルダを選択して下さい!’
    LOG_FILE = inputstr

    ;; ログファイル名(フルパス)の設定
    getdate LOG_NAME ‘\%Y%m%d_%H%M%S_&h.log’
    strconcat LOG_FILE LOG_NAME

    途中省略

    ;; ログ取得開始
    logopen LOG_FILE 1 1

    Tera Term 4.86になっての変更箇所

    • Control メニューの Terminal で OSC 10/11 で設定した色もリセットするようにした。
    • YMODEM で送信する送信終了を意味するパケット(block0)のサイズを必要最小限(128byte)にした。mlukoshkov に感謝します
    • YMODEM で送信するファイル情報のパケットを、必要なときのみ長いパケット(128 or 1024byte)になるようにした
    • dirnamebox マクロコマンドを追加した。
    • getmodemstatus マクロコマンドを追加した。

    バグ修正

    • 画面左端での DECBI 制御シーケンスで、画面左端にあるワイド文字が消える問題を修正した。
    • マクロから起動した場合に KEYBOARD.CNF の設定が反映されない問題を修正した。
    • YMODEM 送信時にリモートからのキャンセルを正しく処理しない問題を修正した
    • YMODEM で受信したファイル情報が最後までファイル名だった場合に、保存されるファイル名の終端が壊れる問題を修正した
    • YMODEM で受信したファイル情報にファイルサイズがなかった場合に、ファイルの中身が保存されない問題を修正した
    • ログ・ローテートの設定値が設定画面に正しく表示されない問題を修正した。
    • setdlgpos マクロコマンドで x=0,y=0 を指定したあと statusbox を新規に開くと、指定した位置で開かない問題を修正した。
    • マクロファイル名が長い場合においても、マクロウィンドウに行番号が表示されるようにした。また、マクロウィンドウをリサイズ可能とした。

    その他

    • TTSSH(2.72)へ差し替えた。
    • CygTerm+ 1.07_25へ差し替えた。
    • Oniguruma 5.9.6へ差し替えた

    2015年04月31日(日)Tera Term version 4.87がリリースされました!

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    昨日(2015年05月31日の日曜日)、TeraTerm(テラターム)の最新バージョン「Tera Term version 4.87」がリリースされました。
    TeraTerm(テラターム)version 4.87

    新しいマクロコマンドの追加はなかったみたいですね!一部「filewrite」「filewriteln」コマンドに修正が入った模様です。

    以下、リリースノートからの抜粋となります。

    Tera Term 4.87になっての変更箇所

    • Setup メニューに Setup directory を追加した
    • マクロ: マクロファイルに UTF-8 BOM が付与されていた場合、Syntax error とならないようにした
    • filewrite, filewriteln マクロコマンドに数値を指定できるようにした

    バグ修正

    • 新規接続すると読み込まれているキーボード(CNF)設定がリセットされる問題を修正した

    その他

    • TTSSH(2.73)へ差し替えた
    • TTProxy(1.0.0.21)へ差し替えた
    • TeraTerm Menu(1.13)へ差し替えた
    • LogMeTT 2.10.3 へ差し替えた
    • SourceForge.jpからOSDNへのドメイン変更に対応した

    Windows10に標準で「OpenSSHクライアント」が実装されていた!それもかなり以前から標準装備されていました(笑)

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    https://www.openssh.com/

    ここ最近知り得ました。Windows10に標準で「OpenSSHクライアント」が実装されている事を!(今更何を言ってるのって感じですね)

    調べてみると遡ること約3年前、アップデート「April 2018 Update/1803」で実装された模様。

    OpenSSHで利用できる各コマンド(scp、sftp、ssh、ssh-add、ssh-agent、ssh-keygen、ssh-keyscan)が使用可能となっておりました。

    なぜ気付いたかと言いますと、Windows端末でバッチファイルからLinuxサーバにファイル転送を行いたく、SCPを使ってやろうかなとTera Termマクロの過去記事を検索していると「WindowsのSCP機能」がWEB上でヒットした次第です。

    これまでLinuxサーバヘの接続は全て「Tera Term(テラターム)」を使用。またSCPも「Tera Termマクロ」を駆使して行っていたため、Windows10に標準でこんな素敵な機能の実装を見逃しておりました。

    OpenSSHクライアントは標準でインストール。OpenSSHサーバはオプションでインストール可能みたいです。

    ファイルの配置場所

    ファイルの配置場所ですが以下のパスに配置されています。

    C:\Windows\System32\OpenSSH\ssh.exe

    ファイル配置場所

    実際に使用してみました!

    ここでは、ソフトウェア バージョン(Windows10 Pro 64bit 21H2)の環境で実行した結果をご紹介しています。(他でも表示はほぼ一緒かと)

    実験で利用していたKAGOYAのVPS(Rocky Linux8.5)に接続してみました。

    稼働確認後に実行ユーザ&鍵の削除は行っていますので、セキュリティ的に画像を掲載するのはまずいんじゃないとかの指摘は無しでお願いします。

    クライアント用の公開鍵/秘密鍵のペアを生成

    まずは公開鍵&秘密鍵を作成してみたいと思います。

    鍵を作成する場合、アルゴリズムを指定しない場合は「RSA」 が使用されます。今回は「ed25519」で公開/秘密鍵ペアを作成しました。

    .pub ファイルが公開鍵、拡張子のないファイルが秘密鍵になります。

    実行コマンド

    # ssh-keygen –t ed25519

    キー作成&SSH接続

    サーバへ接続

    接続先サーバに公開キーを登録していざ接続!(上記画像の下半分がサーバへの接続になります)

    呆気なくリモートVPSサーバへ接続成功となりました!

    既存のキーを使用し「Permissions」系のエラーが出た場合

    Permissions系のエラー表示

    既存のキーを再利用、またはWindowsで作成したキーを他のフォルダにコピーして利用する場合に以下のようなエラー(接続不可)が発生する場合があります。

    こんなPermissions系のエラーが表示された場合です!

    エラー表示例

    C:\Users\riki>ssh -i C:\data\id_ed25519 riki@111.222.33.44
    @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
    @ WARNING: UNPROTECTED PRIVATE KEY FILE! @
    @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
    Permissions for ‘C:\data\id_ed25519’ are too open.
    It is required that your private key files are NOT accessible by others.
    This private key will be ignored.
    Load key “C:\data\id_ed25519”: bad permissions
    riki@111.222.33.44: Permission denied (publickey,gssapi-keyex,gssapi-with-mic).

    その場合は、下記ページの回避方法をお試しください。

    作成中!

    おわりに

    Windows10にこんな便利な機能が装備されていたとは驚きでした。

    また秘密鍵を安全に格納するための「ssh-agent」「ssh-add」を実装した方がいいかもですね。

    次回は「SCP転送」について動作を確認したいと思います。

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